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共同通信
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首里城(那覇市)の正殿など計6棟が全焼した火災から31日で3年となった。「沖縄のシンボル」とされる首里城が焼け落ちる様子は、多くの人に喪失感を抱かせた。首里城公園では正殿再建の工事が始まるのを前に、復元過程を公開する「見せる復興」も進む。火災の教訓を踏まえ、公園では早朝から市消防局と合同で消防訓練が行われた。
正殿再建の起工式は11月3日に行われ、26年中の完成を見込む。内閣府によると、正殿再建費用は約120億円。県には国内外から寄付金が55億円超寄せられており、正殿の木材や彫刻などに充てられる見通し。復元後は未設置だったスプリンクラーも導入する。