裁判長異動、弁護士が抗議

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共同通信

 外務省のパスポート発給拒否の違憲性が争われている東京地裁の訴訟で裁判長を務めていた春名茂氏が、途中で国の訴訟を統括する法務省訟務局長に異動したのを受け、原告でフリージャーナリスト安田純平さんの代理人弁護士らが31日、抗議の書面を最高裁と法務省に提出した。「裁判の公正への信頼を損なう」としており、各地の弁護士約330人が名を連ねた。

 春名氏は国や自治体が関わる行政訴訟を専門に扱う東京地裁民事第2部の裁判長を約1年間務めた後、9月1日付で訟務局長に転出した。