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共同通信
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7月の参院選を巡る「1票の格差」訴訟で1日、仙台高裁が初の違憲判断を示した。「画期的な判決」を受け、原告側弁護団は廷内で、互いに「ありがとう」と喜びを分かち合った。高裁前では弁護団が「違憲違法」と書かれた紙を広げた。
弁護団は判決後、仙台市内で記者会見。代理人の長尾浩行弁護士は「都道府県単位の枠組みにする限り、平等選挙は実現できないということは10年以上指摘されてきたが放置されてきた。正面からやっと回答が出た」と晴れやかな表情で語った。
升永英俊弁護士は「ものすごく重い判決だ」とした上で、「限りなく理想に近い成果が上がった」と喜んだ。