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共同通信
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【ソウル共同】156人が死亡したソウルの繁華街、梨泰院の雑踏事故で、韓国警察庁の尹熙根長官は1日、記者会見し、事故発生前に多くの群衆が集まり危険だとの「緊迫した内容」の通報が多数あったのに、十分に対応していなかったと不手際を認めて謝罪した。警察庁に特別組織を立ち上げ、徹底した捜査を行うと表明。国会では尹氏と李祥敏行政安全相が事故対応状況を報告した。
事故を巡っては、現場で通行規制などの雑踏事故対策が取られていなかったことが分かっているが、通報があった後も適切に対応していなかったことが判明した形。警察への批判が一層強まるのは必至だ。