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MTAのジャノ・リーバーCEOは10月31日、無賃乗車に関する召喚状の交付数が先週、昨年同時期の約2倍に達したと発表した。同日、amニューヨークが報じた。
出入り口の回転バーを乗り越えて召喚状を受けたニューヨーカーは1週間に1500人以上。昨年比81%増えている。ニューヨーク州はラッシュ時にNYPDやMTAの交通警察官1200人を増員できるよう予算を確保。MTAも警備会社の警備員を週に50人雇って、出入り口を見張らせている。リーバー氏は「無賃乗車の取り締まり強化は武器没収などにつながり、凶悪犯罪を未然に防ぐ可能性もある」と指摘。 「利用者が最も懸念している安全を向上させることができる」と続けた。
地下鉄内で今年発生した殺人事件はすでに9件。突然殴られる、線路に突き落とされるといった無差別暴行事件も後を絶たない。無賃乗車の取り締まり強化が凶悪犯罪防止につながるかは不明。地下鉄利用者支援団体「ライダーズ・アライアンス」の報道担当者は「無駄骨だ」と一蹴する。回転バーを乗り超えて逮捕された容疑者の90%は黒人かラテン系という報告があり、人種バイアスを批判する声もある。それでもリーバー氏は「地下鉄の安全が確保され、利用者のイメージが改善されるまで、取り締まりの手を緩めない」と決意は固い。
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