米特使、対中協力「近く再開期待」

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共同通信

 【ワシントン共同】米政権で気候変動問題を担当するケリー大統領特使は2日の記者会見で、温室効果ガスの排出削減などを巡る中国との協力関係が停止したままになっていることについて「近いうちに再開できると期待している」と語った。

 米中は昨年、対策促進に向けた共同宣言を発表したが、中国は今年8月、ペロシ米下院議長の台湾訪問に反発し協力を停止。ケリー氏は会見で「米中という2大排出国の協力なしに問題は解決できない」と訴えた。

 米メディアはケリー氏が今月6日からエジプトで開かれる国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)後に退任を検討していると伝えている。