韓国警察長官、2時間後に認知

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共同通信

 【ソウル共同】日本人2人を含む156人が死亡したソウルの雑踏事故で、警察庁の尹熙根長官が事故を認知したのは、発生2時間近くがたってからだったことが3日までに分かった。既に多数が心肺停止状態に陥っていた。韓国メディアが伝えた。

 事故が発生したのは10月29日午後10時15分(日本時間同)ごろだった。聯合ニュースによると、尹熙根氏が最初に報告を受けたのは30日午前0時14分ごろ。尹錫悦大統領が事故を認知した時間より1時間以上遅かった。

 報告の5分後にソウル警察庁に電話し、機動隊などを最大限動員し、救急車の進入路確保などを指示したという。だが、遅きに失した。