首里城正殿復元へ起工式

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共同通信
首里城の再建に向けて開かれた起工式=3日午後、那覇市の首里城公園

 2019年の火災で、正殿など6棟が全焼した首里城(那覇市)の再建に向け、内閣府は3日、沖縄の日本復帰50年記念事業の一つとして、工事の安全を祈願する起工式を開いた。首里城は「沖縄のシンボル」とも言われ、火災前は年間約280万人が訪れた観光拠点でもある。内閣府によると、正殿完成は26年秋を予定している。

 起工式前には、正殿の再建に使われる予定の材木「オキナワウラジロガシ」を首里城まで運び、奉納する祭事「木遣行列」が行われた。琉球王朝時代からの伝統行事で、県内外の約130人が参加。当時の衣装を身につけ、守礼門までの道をゆっくり進んだ。

2019年の火災で正殿などが全焼した首里城の再建に向けて起工式が開かれた。式に先立ち、正殿の再建に使う材木「オキナワウラジロガシ」を運ぶ「木遣行列」が行われ、沿道から多くの市民が見守った=3日午前、那覇市