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共同通信
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運輸安全委員会は4日、JR九州の列車9両で走行中のドア開閉を防ぐ保安回路が作動しない不備があったと発表した。豊肥線で10月、走行中にドアが開いたとみられるトラブルがあり、調査の過程で判明。他の鉄道事業者でも同様の不備がありうるとして、国土交通省に情報提供した。
国交省は各地の鉄道事業者に周知するよう、全国の地方運輸局などに事務連絡を出した。
安全委によると、豊肥線でトラブルのあった車両は、スイッチを誤操作しても走行中はドアが開閉しないよう制御する回路の一部が動かなかった。JR九州が保有する他の同型車全26両を調べたところ、8両で同じ不備が見つかった。