政府、Jアラートの改修検討

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共同通信

 政府は4日、北朝鮮のミサイル発射時に緊急情報を伝える全国瞬時警報システム(Jアラート)を巡り、送信時間の迅速化に向け、システム改修を含む改善策の検討に入った。松野博一官房長官が午前の記者会見で明らかにした。3日の発令がミサイルの通過予想時刻後となり、与野党から改善を求める声が続出。首相官邸が危機感を強めた。

 松野氏は会見で、改善を検討する理由を「送信時間を一層早めることについてさまざまな意見を頂いている」と述べた。

 政府筋によると、2019年にJアラートの発令対象を地方ブロック単位から都道府県単位に改修したことが、遅れにつながっているとの指摘がある。