スタバ店員、2人分の仕事を担わされる アマゾン・ゴーとの複合店舗で騒動

 

 

スタバ店員、2人分の仕事を担わされる

アマゾン・ゴーとの複合店舗で騒動

 

ニューヨークタイムズ・ビルのスターバックスとアマゾン・ゴーのハイブリッド店舗の店内=11月3日(Photo: 本紙)

 

 マンハッタン区ニューヨークタイムズ・ビルに最近オープンしたスターバックスとアマゾン・ゴーのハイブリッド店舗で、騒動が起きている。スタバの店員が、無人店舗のアマゾン・ゴーの業務も担わされているとして、組合の結成に向けて動き始めたが、会社側は拒否した。amニューヨーク(2日付)などが伝えている。

 店舗の従業員は、スタバの店員のみで、レジがなく実質無人店舗のアマゾン・ゴーを備えている。スタバのある店員は、アマゾン・ゴーが運営する食料品売り場にある商品の在庫管理や棚卸しをしながら、スタバの仕事もしていると証言。1人分の賃金で、2種類の仕事をしているようなものだと話す。

 スタバ従業員は、この働き方を問題視。スタバに対し、労働組合の設立に向けた請願書を提出した。これに対し、会社側は組合結成の取り組みを支持しないと言明。広報担当者は理由について「組合を挟むことなく、パートナーとして一緒にいる方が良いとの信念は明確だ」と指摘。この店舗を新たな自動化技術を採用するための実験店舗と位置付けており、投資家に対しては、改革計画の柱として説明している。

 30人弱のスタバ店員の中には、他店からの異動について、選択の余地が与えられなかった人もいる。閉店後に、従業員がそれぞれ話し合うなどして、組合の結成を目指すことにしたという。

 


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