注目のNY知事選、8日投票
鍵を握る大票田NY市の行方
連邦上下院選や知事選が明日、投票日を迎える。ニューヨーク知事選挙にも注目が高まっている。6日、ゴッサミストが報じた。
民主党候補は現職ホークル知事。妊娠中絶の権利を守ることが旗印だ。対する共和党候補はリー・ゼルディン連邦下院議員。犯罪取り締まり強化を主張し、両者は火花を散らしている。勝敗の鍵は大票田、ニューヨーク市の行方。市内の有権者は520万人と州内の有権者の40%に上る。そのうち350万人が民主党支持者、100万人が無党派、共和党支持者はたった52万6000人だ。ゼルディン陣営は保守派の多いスタテン島などを中心に、市内有権者の30%を狙う。世論調査でホークル氏知事の支持率が59〜70%であることから、手が届かないわけではないと踏む。これを足掛かりに、ロングアイランドやウエストチェスター郡などで票を伸ばしたい考えだ。
州内有権者のうち共和党支持者は4分の1に過ぎない。ホークル氏は地盤がバッファロー市であることから郊外でも有利としながらも、この10月両者の支持率の差が一桁台に落ちてから危機感を強め、キャンペーンを精力的に展開。バイデン大統領、ハリス副大統領、クリントン元大統領夫妻など大物の応援を得て、民主党支持者に投票を呼びかけている。
有権者は明日、午前6時から午後9時まで投票することができる。
→ 最新のニュース一覧はこちら←