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共同通信
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1977年11月に新潟市立中学1年だった横田めぐみさん=失踪当時(13)=が北朝鮮に拉致されてから15日で45年となるのを前に、母早紀江さん(86)が8日、自宅のある川崎市で報道陣の取材に応じ「年月の長さに表現のしようがないむなしさを感じる」と心境を語った。
めぐみさんが拉致された可能性を指摘した97年の報道を思い返し「本当にびっくりし、初めは期待と希望があった」と話す一方、それまでの20年間を「ものすごい失望感、喪失感で、自分でもよく生きてこられたと思う。信仰と絵に助けられた」と振り返った。聖書に出合い、絵を習うなどして気持ちを保ったという。