動員兵500人戦死、ロシア動揺

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共同通信
7日、ウクライナ東部ドネツクで、砲撃を受け炎上する建物(タス=共同)

 【キーウ共同】ウクライナの前線で、ロシア兵が多数戦死したと複数の独立系メディアが報じ、ロシア国防省が7日、一部を公式に否定する事態となった。東部ドンバス地域で、動員兵500人が死亡したとの証言も。ロシア軍は戦死者数を9月以降公表しておらず、情報の秘匿が社会の動揺に拍車をかけている可能性がある。

 ロシアの「ビョールストカ」は5日、動員兵500人以上が死亡した可能性があると伝えた。生存兵によると、11月に前線で塹壕を掘るように命じられたという。570人の大隊に「シャベルが三つしか与えられなかった」とし、ウクライナ側の激しい砲撃で、ほとんど死亡したと証言した。