ネッツ、有色人種などによるベンチャー企業支援
12社に600万ドルまで投資
ブルックリン・ネッツの共同オーナー、ジョー・ツァイ夫妻は7日、黒人や先住民族、有色人種(BIPOC)によるベンチャー企業に600万ドルまでの支援を行うと発表した。同日、ゴッサミストが報じた。
スタートアップ企業を支援するアクセレレーター、BX−XLが支援先12社を決定。当初、7%の所有権と12万5500ドルを交換する。1年以内に所定の成長ベンチマークを達成すれば、37万5000ドルの追加融資を受ける。また、ネッツの本拠地、バークレイズ・センター内にオフィススペースを持つことができ、10週間のトレーニングも受けられる。「BIPOC企業のベスト・アンド・ブライテストを選んでブルックリンに招致したい」とツァイ氏は話した。BX−XLは12月5日から来年1月20日まで支援申し込みを受付けている。黒人やラテン系人によるスタートアップ企業へのベンチャー投資は2015〜20年、全体の2.4%に過ぎなかった。ニューヨーク市内で、黒人起業家が所有するのは全企業のたった3.5%だけだという統計もある。
ネッツはカイリー・アービング選手が反ユダヤ主義の本や映画をツイッターで紹介した上、謝罪しなかったとして無期限出場停止処分にしたばかり。この日の発表で、ツァイ氏はアービング氏に言及しなかった。
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