中国系へ自動運転技術を移転疑惑

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共同通信
世界最大級の家電IT見本市「CES」に出展したトゥシンプルのブース=1月、米ラスベガス(共同)

 【ニューヨーク共同】米国で「ロボトラック」と呼ばれる自動運転トラックの開発を進める新興企業に、重要技術を中国系企業に秘密裏に移転した疑惑が浮上した。米当局が調査に乗り出したと報じられ、不正への関与が問われた経営トップが解任されるなど大きく揺れている。

 疑惑が持たれているのは、ロボトラック開発を手がける米新興企業、トゥシンプル・ホールディングス。解任されたシャオディ・ホウCEOは自身のSNSで「理由なく解任された」と潔白を主張している。

 技術の移転先とされる中国系企業のハイドロンは、水素燃料電池を使った自動運転トラックを開発している。