日本語教材で不適切表現

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共同通信

 アスク出版(東京)が発行する日本語能力試験の学習教材に、ドメスティックバイオレンス(DV)を肯定していると受け取られかねない文章が掲載されていたとして、同社は10日までにホームページで謝罪した。

 教材は2010年に刊行した「日本語総まとめ N3 読解」の「英語・中国語・韓国語版」と、15年刊行の同書「英語・ベトナム語版」。

 読解力を問うための例文に、父親に殴られた母親が「お父さんね、今仕事が大変なのよ」「あれで、優しいところもあるのよ」と子どもに語る会話文などがあった。

 アスク出版によると、数カ月前に読者から指摘があり、問題の表現が発覚した。