次世代半導体、国内量産へ

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共同通信
新会社に出資する企業

 スーパーコンピューターや人工知能(AI)などに使う次世代半導体の国内生産に向け、トヨタ自動車やソニーグループ、NTTなど8社が新会社を設立したことが10日、分かった。次世代半導体は経済安全保障に密接に関わる重要物資とされ、技術開発を進めて量産を目指す。政府は700億円を補助する方針で、西村康稔経済産業相が11日発表する。

 新会社の名称は「Rapidus(ラピダス)」。トヨタなど3社に加え、ソフトバンク、NEC、デンソー、三菱UFJ銀行、キオクシアが出資する。新会社は回路線幅が2ナノメートル(ナノは10億分の1)以下の次世代半導体の研究などを手がける。