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共同通信
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【ワシントン共同】米労働省が10日発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月に比べて7.7%上昇した。伸び率は40年7カ月ぶりの大きさだった6月の9.1%から4カ月連続で縮小、8カ月ぶりに8%を下回った。記録的な高水準が依然として続いているものの、物価上昇の勢いが和らいできた。
金融市場の事前予想は前年同月比8.0%程度の上昇で、これを下回った。米連邦準備制度理事会(FRB)は物価動向を見極め、12月の次回会合で利上げ幅を縮小させるかどうかを検討する。利上げペースが減速すれば日米の金利差縮小が意識され、円高ドル安につながる可能性がある。