上院敗北、共和亀裂深まる

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共同通信
14日、インドネシア・バリ島でジョコ大統領と会談するバイデン米大統領(AP=共同)

 【ワシントン共同】米中間選挙は上院でバイデン大統領(79)の与党民主党が勝利し、決着していない下院は13日も開票が続いた。野党共和党のトランプ前大統領(76)は13日、敗北の責任は党指導部にあると攻撃。15日にも踏み切るとみられる2024年大統領選への出馬表明を前に責任回避に躍起で、共和党内の亀裂が深まった。下院の行方次第でトランプ氏に代わる若手の待望論が一層拡大しそうだ。

 CNNテレビによると、共和党の多数派奪還が有力視される下院(定数435)は共和が212でリード、民主が204で猛追している。

集会に参加したトランプ前米大統領=7日、オハイオ州デイトン(ロイター=共同)