ブルックリンのプラザ、歩行者天国に?
NY市、工事開始は数年後の見通し
ニューヨーク市交通局(DOT)は、ブルックリン区のグランド・アーミー・プラザを自動車乗り入れ禁止の公共スペースに変更する検討に入った。歩行者天国となれば、地元住民を中心に大きな影響を与えるとみられる。ただ、計画の初期段階にあり、工事が始まるのは数年先になる見通しだ。amニューヨークが13日、伝えた。
DOTは「歩行者天国を求める長年の声を認めながらも、まだデザインは決定していない」とのプレスリリースを発出。一方で、現地にブースを設置し、実地調査を行うほか、オンラインで住民からの意見を求めるなど、実現に向けた動きを進めている。
プラザは、ブルックリン公立図書館の本館や毎週開かれるファーマーズ・マーケットがあるプロスペクト・パークの北西端に位置しており、フラットブッシュ通りなど複数の大通りが合流している。この地に、歩行者天国が出現することによって、レストランやショッピング街、さらには緑地が一体となった空間が生まれる可能性がある。
とはいえ、この10年間における交通事故では、自動車によって92人、自転車では26人、歩行者は21人の計139人が負傷した。DOTは歩行者や自転車、乗客のためのスペースを確保するために道路の再設計に力を入れ、多くの大規模プロジェクトを提案している。年内だけでも、1000カ所の交差点について、安全改善を実施する目標を打ち出している。
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