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共同通信
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【ニューヨーク共同】15日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反発し、前日比56.22ドル高の3万3592.92ドルで取引を終えた。インフレ高進への懸念が後退し、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースを和らげるとの思惑から買い注文が優勢となった。
朝方発表の10月の米卸売物価指数の上昇率が市場予想を下回った。前週発表された米消費者物価指数に続いて物価上昇率の頭打ちの兆しが示され、上げ幅は一時450ドルを超えた。その後、ロシア軍のミサイルが北大西洋条約機構加盟国のポーランド領内に着弾したと報じられ、地政学リスクの高まりを警戒した売りが出た。