「国民より核開発優先」

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共同通信

 【ニューヨーク共同】国連総会(193カ国)の第3委員会(人権)は16日、欧州連合(EU)が提出した北朝鮮の人権侵害を非難する決議案を議場の総意によって無投票で採択した。同様の決議採択は18年連続。「北朝鮮は国民の生活向上よりも核・ミサイル開発に国力を投じている」と批判した。

 EUによると、日本や韓国など63カ国が共同提案した。韓国が共同提案国に加わるのは4年ぶり。第3委通過を受け、12月に総会で採択される見通し。

 採択前、北朝鮮の金星国連大使は「欧米は人権問題を他国の体制転覆や内政干渉の政治的道具として乱用している」と反発した。