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共同通信
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【ヤンゴン共同】国軍がクーデターで全権を掌握したミャンマーの最大都市ヤンゴンで、抗議デモを撮影中に拘束され、扇動罪などで禁錮刑を言い渡されたドキュメンタリー制作者久保田徹さんについて、国軍のゾーミントゥン報道官は17日、恩赦を与え、解放すると明らかにした。
関係者によると17日に帰国の途に就く見通し。
国軍は久保田さんが観光ビザ(査証)で隣国タイを経由して入国し、市民による国軍への抗議デモを撮影していただけではなく、参加者らと連絡を取り、自らもデモに参加していたと主張。以前にはイスラム教徒少数民族ロヒンギャを巡って、虚偽の情報を流したなどと指摘していた。