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共同通信
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旧ソ連・中央アジアのカザフスタンで20日に前倒しの大統領選が行われ、各種出口調査によると現職のカシムジョマルト・トカエフ大統領(69)が80%以上を得票して他の5候補を圧倒、再選が確実な情勢となった。タス通信などが伝えた。
トカエフ氏は権力基盤を固め、ウクライナ侵攻で旧ソ連圏での威信が揺らぐロシアとの友好関係は保ちつつ、石油などの天然資源輸出をてこに中国やトルコ、欧米との関係も強化する多角化外交を展開するとみられる。
今年1月、燃料価格引き上げに抗議するデモが暴徒化した反政府暴動をトカエフ氏は武力で鎮圧した。(共同)