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共同通信
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岸田文雄首相は20日、「政治とカネ」を巡る問題が相次ぐ寺田稔総務相を更迭する方針を固めた。政権関係者が明らかにした。寺田氏は辞任を否定していたが、首相は政治資金規正法の担当閣僚として不適当と判断した。複数の政府関係者によると、寺田氏は20日中に首相に辞表を提出する。今国会中の閣僚更迭は山際大志郎前経済再生担当相、葉梨康弘前法相に続き3人目となる。野党は首相の任命責任を厳しく追及する。
寺田氏を巡っては、関係する政治団体が故人を会計責任者とした政治資金収支報告書を提出していたと判明。寺田氏は陳謝したものの、その後も政治資金に関する問題が続々と判明した。