寺田氏巡りまた告発状

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共同通信

 寺田稔前総務相(衆院広島5区)が当選した昨年10月の衆院選に関する収支報告書に虚偽記載があったとして、市民団体のメンバーが21日、公選法違反の疑いで東京地検特捜部に告発状を提出した。

 告発状では、広島県選挙管理委員会に提出された選挙運動費用収支報告書で、実際は選挙費用の一部を政治団体「寺田稔竹原後援会」が支出したのに寺田氏が出したとの虚偽記載があり、寺田氏と後援会関係者計4人が関与したとしている。神戸学院大の上脇博之教授も同様の告発状を東京地検に出している。

 市民団体は今月2日、故人を会計責任者とする政治資金収支報告書を提出した問題でも告発状を提出した。