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共同通信
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永岡桂子文部科学相は21日、宗教法人法に基づく世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への質問権行使を宗教法人審議会に諮問し、了承を得た。22日にも権限を行使した調査に乗り出す。文化庁によると、組織運営や財産について教団側に報告を求める。質問権が1995年の法改正で盛り込まれてから初の権限行使で、明白な法令違反などが確認できれば解散命令の請求を検討する。
伯井美徳文科審議官はこの日の会議冒頭に「旧統一教会に厳正に対処することが重要だ」と述べた。議論は非公開で、質問内容の詳細も公表しない。