感謝祭ディナー、価格26%アップ
平均66ドル39セント
非利益団体「ニューヨーク農業公社(NYFB)」は、今年の伝統的な感謝祭ディナーの平均価格は66ドル39セントで、昨年よりも26%も上昇しているとの調査結果を発表した。18日、パッチが報じた。
この調査は、ボランティアの消費者がスーパーなどに出向いて感謝祭ディナーで使う食品の値段を確かめる方法で実施された。その結果、新鮮なクランベリーを除いて全ての食品が値上がりしていることが判明した。「諸物価の高騰が影響している」と語るのはNYFBのエコノミスト、ロジャー・クライアン氏。スタッフィングミックス、ロールパン、冷凍パイシートの上昇率が最も高かったとしている。七面鳥の値段もニューヨーク州内では16ポンドで30ドル31セント。全米平均の28ドル96セントを上回っている。クライアン氏は「飼料の値上がりや発育不全で供給が細っている」と指摘。「コロナによるサプライチェーン分断やロシアのウクライナ侵攻による資源高騰も価格を押し上げる原因になった」と続けた。
骨付きハムやラセットポテト、冷凍いんげん豆を加えると感謝祭ディナーの平均価格は82ドル16セントに跳ね上がる。NYFBは、調査は必ずしも科学的ではないが、消費者が直面する実態を反映していると説明している。
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