娯楽用大麻、販売所36カ所を認定
NY州、今年末までに販売開始見込み
ニューヨーク州大麻管理委員会は21日、娯楽用大麻販売所36カ所を認定した。申し込みは900件以上。最終的には175カ所まで認める計画だ。同日、ガーディアンが報じた。
「州内の娯楽用大麻ビジネスで歴史的な日」と指摘するのは同委員会のトレマイン・ライト委員長。「大麻が禁止されていた時代の過ちを償いたい」と続けた。今回の36カ所には8つの非営利団体の他、過去に大麻を巡り有罪判決を受けた業者が多数含まれている。ブロンクス区にあるロイヤル・リーフNYの共同経営者、アンジェル・ツルセタさんは「認定を受けたが、まだ実感がわかない」と当惑を隠せずにいる。同じく認定を受けた非営利団体ハウジング・ワークスは声明文で「麻薬取り締まりで不法に拘禁された市民や、ホームレス、エイズウイルス(HIV)感染者へのサービスを強化したい」としている。州では「社会的平等」の観点から有色人種コミュニティーの業者を支援するため、公的資金2億ドルを用意している。
年末までに娯楽用大麻販売が開始される見込みだが、ビジネスとして成功するかは不明。専門家は製品の品質と安全性の確保、業者や従業員に対するトレーニングが必要だと指摘する。同委員会も公衆衛生、製品の品質と安全性、21歳未満への販売禁止に関する規制を提案している。
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