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共同通信
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【チアンジュール共同】「神様、この子は生きている」。インドネシア・ジャワ島西ジャワ州で発生した地震から3日目を迎えた23日。崩れた自宅家屋のがれきの下から男児アスカ君(5)が救出され、見守っていた人々は歓喜に沸いた。現場を目撃した社会省職員らが明らかにした。
23日午前10時40分ごろ、大勢が見守る中、粉じんをかぶったアスカ君が重なり合うがれきから顔を出した。近くにいた父親は抱きかかえ、おばは「アスカ、アスカ」と甲高い声で繰り返し名前を呼んだ。
アスカ君は泣く以外は声を発せず疲弊した様子だが、けがはなく検査のため病院に搬送された。