Published by
共同通信
共同通信
【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州議会は24日、サッカー・ワールドカップ(W杯)が開催中の中東カタールの人権状況を「遺憾」とする決議案を賛成多数で採択した。性的少数者のコミュニティーや出稼ぎ外国人労働者に対する人権侵害に憂慮を示した。
欧州議会は、カタールが国内法で性的少数者らを最長6カ月間、起訴なしに拘束できると指摘。同意の上での同性間の性的関係を禁止する法律を廃止するよう求めている。
またスタジアム建設に従事した外国人労働者ら数千人が死亡したとして、調査の実施を要求。国際サッカー連盟については「汚職が横行し、組織的で根深い」と指摘した。