早期統合なら犠牲なかった

Published by
共同通信

 ロシアのプーチン大統領は25日、9月に併合を宣言したウクライナ東部ドンバス地域(ドネツク、ルガンスク2州)について「もっと早くロシアに統合していれば民間人や子どもの犠牲は出なかった。今となっては明らかだ」と述べ、対応が遅れたことを認めた。現在も続く軍事作戦は併合地の住民を保護する「正義の実現だ」と正当化し、国民の結束を呼びかけた。

 作戦に参加する兵士の母親らをモスクワ郊外の大統領公邸に招いた会合で述べた。ロシアでは2014年のクリミア半島併合の際にドンバスにも派兵し、ロシア編入を求める住民を支援すべきだったとの意見が根強い。