警部補が知人情報を不正照会

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共同通信

 兵庫県警は25日までに、同級生ら57人分の住所などの個人情報を警察のデータベースで不正に照会したとして、県内の警察署に勤務する50代男性警部補を所属長訓戒処分とした。

 県警によると警部補は昨年7月~今年7月、警察施設内の端末に自分のパスワードでログインし、同級生や恩師の個人情報を閲覧した。警部補が信仰する仏教系の宗教に部下の警察官1人を勧誘したという情報があり、調査の過程で不正照会が発覚した。端末を操作する場面をこの部下が目撃していた。

 警部補は「知人の動向が気になって興味で調べた」と不正を認めたが、照会内容を勧誘に利用したことはないとしている。