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共同通信
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【シンガポール共同】シンガポール国会は29日、男性同士の性行為を違法とする刑法の条項撤廃案を可決した。政府は国際的な批判に配慮するとともに、優秀な人材を引きつける国家戦略に必要と撤廃の準備をしていた。
刑法の条項は1930年代の英国植民地時代に導入、男性同士の同性愛行為などを禁じていた。ただ同条項は長く適用されていなかった。
一方、同時に可決された憲法改正案では結婚を男女間のものとして国会は結婚制度を保護する必要があると定めた。
政府の閣僚らは多民族国家シンガポールで同性同士の結婚は社会保障制度や社会の在り方に影響が大きいと慎重な見方を示していた。