首相、五輪入札談合「誠に遺憾」

Published by
共同通信

 岸田文雄首相は30日の参院予算委員会で、東京五輪・パラリンピックのテスト大会を巡る入札談合事件について「不正があったとすれば誠に遺憾だ。五輪・パラリンピックをはじめスポーツの価値を大きくおとしめるものだ」との認識を示した。東京地検特捜部と公正取引委員会の捜査を注視した上で、検証を含めて政府としての対応を検討する考えを表明した。

 立憲民主党の徳永エリ氏が、政府による検証や国会への調査委員会設置を求めたのに対し、首相は「五輪全体の信頼回復のためにも、実態を明らかにしていく姿勢は重要だ。政府としてどのような検証をすべきなのか、検討したい」と述べた。