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共同通信
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【ブリュッセル共同】中国の習近平国家主席が1日、北京で欧州連合(EU)のミシェル大統領と会談した際、新型コロナウイルス対策を巡る最近の抗議活動について「感染が約3年続き、人々が不満を抱いているためだ」などと説明していたことが分かった。EU高官が2日明らかにした。
高官によると、習氏は「抗議しているのは主に学生たちだ。中国で現在の主流はオミクロン株で、以前のデルタ株に比べて致死率が低い」との認識も示し、厳格な「ゼロコロナ」政策の緩和を示唆したという。
一方、ミシェル氏は中国のコロナ対策に疑問を呈し、中国がEUに倣ってワクチン接種を推進するよう提案した。