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アルツハイマー病患者向けに、日米の製薬大手、エーザイとバイオジェンが共同で開発した新薬「レカネマブ」について、認知機能の低下を抑制する効果が確認された一方、多くの人で脳出血や腫れなどの副作用が認められた。ウォール・ストリート・ジャーナルが11月29日、伝えた。
早期アルツハイマー1700人以上に対する治験で明らかになった結果によれば、これまでの薬と比べて、18ヶ月間わたる認知機能の低下を27%遅らせたことが明らかになった。研究者らは、この薬剤の効果は中程度であり、脳の腫れと出血に関連するとしており、今後も長期間の研究を行うことを推奨している。
レカネマブを投与した患者のうち、17.3%で脳出血の兆候が見られた一方、有効成分を含まないプラセボを投与した人では、9%にとどまった。脳の腫れは巡っては、プラセボを投与した人は1.7%に過ぎなかった反面、レカネマブを投与した人については、12.6%だった。
エーザイとバイオジェンは、今回のデータに基づいて、米食品医薬品局(FDA)に対し、条件付きで承認を要請。FDAは、来年1月6日までに決定を下す意向だ。合わせて、新薬の開発を主導しているエーザイは、新たな研究データを用いて完全な承認を求める予定であるとしている。
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