カツオの資源管理枠を導入

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共同通信

 中西部太平洋を回遊するマグロやカツオの資源管理を議論する中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)は年次会合で、カツオと北太平洋ビンナガの漁獲を中長期的に管理する枠組みを導入することで合意した。水産庁が5日発表した。日本近海での漁獲量が減少傾向にあるため、日本はこれまで、規制ルールの策定を主張。今回認められた形だ。

 会合では、カツオの親魚の資源量が、漁業がないと仮定した場合の40%を下回れば、船の数や操業日数で管理する「漁獲努力量」を削減することで合意。北太平洋ビンナガも、30%を下回ったときに漁獲を減らすとした。