薬品をかけられ、女性が顔にやけど ブルックリン区内の地下鉄駅構内で

 

 

薬品をかけられ、女性が顔にやけど

ブルックリン区内の地下鉄駅構内で

 

公開された容疑者の写真(Photo: NYPDの
公式ツイッター(@NYPDnews)よりスクリーンショット)

 

 ブルックリン区内の地下鉄構内で2日未明、薬品をかけられた女性(21)が顔にやけどを負った。同日、ニューヨーク・タイムズが報じた。

 事件が起きたのはプロスペクト・レファーツガーデンズ地域のウィンスロップストリート駅。地下鉄2番線と5番線の南方向行きの地下鉄を待っていた女性に容疑者の女が話しかけ、議論になった。容疑者は階段を上がって逃げる女性を追いかけ、薬品を顔にかけて逃走。女性は左顔面にやけどを負い、やけど治療設備の整ったブロンクス区内の病院で手当を受けている。重体だが安定しており、命に別状はない。NYPDは容疑者の女の写真と映像を公開して行方を追っている。20歳代とみられる女は、フード付きの黒いジャケットを着て、白い模様の入った黒いズボンを履いていた。被害者の女性とは面識はないという。

 地下鉄駅での犯罪は今年、昨年比で33%増加。凶悪な暴行事件も多発し、利用者は懸念を深めている。ニューヨーク州のホークル知事は10月22日、地下鉄内の警官増員など取り締まり強化策を発表。ニューヨーク市のアダムズ市長も11月29日、精神疾患のホームレスを地下鉄内から排除し、強制的に入院させる方針を明らかにした。NYPDは2日、交通警察部門長を入れ替えるなど、犯罪撲滅に向けた人事刷新を実行している。

 


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