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共同通信
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26人が犠牲になった大阪・北新地ビル放火殺人事件から17日で1年となるのを前に、遺族2人が6日、コメントを発表した。どちらも夫を亡くした女性で「命も、思い描いた未来も全て奪われた」「できることなら1年前に戻りたい」と心境をつづり、犯罪被害者の支援拡充を訴えている。
コメントはいずれも匿名で、遺族の代理人弁護士らを通じ発表した。
1人は「突然私たちから全てを奪っていった犯人のことが本当に許せない」と谷本盛雄容疑者=死亡、当時(61)=への憤りを吐露。幼い子どもが父親との思い出をどんどん忘れていくことが「本当に寂しくて悲しい」と打ち明けた。