オンラインギャンブルで相談増加 NJ州、ホットラインへの電話3倍増

 

 

オンラインギャンブルで相談増加

NJ州、ホットラインへの電話3倍増

 

写真はイメージ

 

 ニュージャージー州保健局などによると、オンラインギャンブルを巡る相談ホットライン「800-GAMBLER」への電話が今年度は、月当たり147件に上っており、コロナ前の2018年度(49件)と比べて、約3倍に増加していることが分かった。NBCニューヨークが2日、伝えた。

 オンラインでのカジノやスポーツ賭博に関する電話が639件となっており、オンラインでの賭博が容易になったことが、増加の背景となっており、19年度と比較すると、4倍以上増えているという。ニュージャージー州・ギャンブル対策協議会のフェリシア・グロンディン事務局長は「危機はまだ始まったばかりだ。毎日、電話をかけてくる人が増えている」と指摘。オンラインギャンブル会社が、市場シェアを争うために大々的に広告キャンペーンを展開していることもあり、電話はさらに増加すると予測される。

 州民約千人を対象にした民間世論調査では、テレビやラジオでの広告がギャンブル参加に強く作用していると感じている人は、13%に過ぎなかった。一方、28%の人は、スマホから簡単に参加できることに強い影響を受けていると回答。30%は、無料クレジットなど個別要因に強く看過されたと答えた。

 コネティカット州でも、昨年10月のオンラインギャンブル合法化以来、ホッとラインへの電話は平均125%増加しているという。

 


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