Published by
共同通信
共同通信
北朝鮮による拉致被害者曽我ひとみさん(63)が7日、新潟県佐渡市の八幡小で5、6年の児童20人に講演した。共に拉致され、行方が分からない母ミヨシさん=失踪当時(46)=から贈られた腕時計を手首から外して示し「(北朝鮮にいた当時も)時計が止まったりするたびに、母に何かあったのではないかと、考えたりもした」と語った。
「今日、家に帰ってお父さん、お母さんのお顔をよく見てください。いつもそばにいてくれる幸せを感じ取って」と話しかけた。
また、北朝鮮で娘の運動会に行けなかった際、友だちの家族が昼食に娘を入れてくれた話を紹介。「一般の人はいい人たち」と訴えた。