多言語の電話通訳サービスを提供
クイーンズ図書館、3社間で通話
クイーンズ公共図書館(QPL)は5日、英語力に難のある人向けに、各施設で240種類以上の言語によるライブ電話通訳サービスを提供すると発表した。コレクションしている蔵書やプログラム、サービスを利用できるようになる。QNSが6日、報じた。
各施設のレファレンスカウンターや貸出・返却受付に、2台の受話器を備えた電話機が設置される。利用者は、自分が使用する言語をリストの中から確認し、図書館職員と通訳との三者間通話ができるようになる。QPLは4カ月前から、ライブ電話通訳サービスのテストを開始。区内各地にいる図書館員が、スペイン語をはじめ、北京語、広東語、フランス語、アラビア語、パシュトー語、ロシア語、ウルドゥー語などの言語を話す利用者の支援を続けてきた。
クイーンズ区では、190種類以上の言語が使用されている。2020年の国勢調査によれば、同区住民の半数が米国以外で生まれており、28%以上が英語力に問題を抱えているいう。それらの住民の多くは、住宅や教育、医療、雇用などの複雑な制度を利用しながら米国での生活を築くために更なる支援を必要としている。QPLによる多言語提供プログラム・サービスについての詳細は、https://queenslibrary.org/へ。
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