米大統領「厳しい交渉」

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共同通信

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は8日、ロシアで服役中だった米女子プロバスケットボールのブリトニー・グライナー選手の釈放に当たりホワイトハウスで演説し、ロシアとの交渉は「とても困難で厳しいものだった」と述べた。2月の逮捕以降、米政権は不当な身柄拘束だとして即時釈放を要求していた。

 グライナー選手はアラブ首長国連邦(UAE)の空港で、米国で「死の商人」と呼ばれ、武器密売などの罪で服役していたロシアの元軍人ビクトル・ボウト受刑者と身柄交換の形で釈放された。ロシア外務省は「米国は交換の協議を拒否してきたが、努力の結果合意した」と通信アプリに投稿した。