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共同通信
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【北京共同】中国当局は「世界人権デー」の10日、人権派弁護士や民主派の活動への監視や圧力を強化した。例年この日に抑圧を強めており、法的根拠が不明なまま軟禁されて1年になる弁護士もいる。中国では「ゼロコロナ」政策への抗議活動が続発したばかり。強権体制そのものへの批判もはらんでいたため、当局は再燃を警戒する。
人権派弁護士、王全璋氏の北京の自宅は9日夜から当局者らに包囲された。別の民主活動家も10日、監視されていると明かした。人権派弁護士、唐吉田氏は昨年12月10日に失踪。家族によると1年間、当局に軟禁され続けている。