障害者の1人暮らしや就労後押し

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共同通信

 障害者の1人暮らしや就労を後押しする障害者総合支援法などの改正法が10日、参院本会議で与党や立憲民主党などの賛成多数により可決、成立した。精神障害者を巡っては、強制入院の一つである「医療保護入院」で同意の仕組みを変更。不要な入院が増えるとの批判も出ている。主に2024年4月に施行される。

 精神保健福祉法や難病医療法なども束ねた改正法。少人数で共同生活するグループホームに関し、事業者が入居者の希望に応じて1人暮らしに向けた支援をできるようにする。本人の適性や意向に合った就労先を選べるようにする「就労選択支援」という仕組みも新設する。