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共同通信
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【ワシントン共同】米エネルギー省は13日、ローレンス・リバモア国立研究所で実施した核融合の実験で、燃料の容器に投入した分を上回るエネルギーを取り出すことに成功したと発表した。資源の量にほぼ制約がない水素の同位体などが燃料で、二酸化炭素(CO2)を排出しない新たな電源になる可能性を示した。
ただ実用化にはさらなる技術開発が必要で、できたとしても数十年後になるとみられる。
米エネルギー省によると、今回はレーザーで投入した分の約1.5倍のエネルギーを発生させた。グランホルム長官は「画期的だ。この成果がさらなる発見につながるだろう」とコメントした。