無罪少年5人を称え、ゲートを命名へ
セントラルパーク・ファイブ事件
セントラルパークで1989年、白人女性を性的暴行したとして、5人の少年が実刑判決を受けた後、無罪が確定した「セントラルパーク・ファイブ事件」を巡り、同パークの入り口が「ゲート・オブ・イグゾナレイト 」と名付けられることになった。事件から30年以上が経過した後、虚偽の自白を強要され懲役6年~13年に服した5人が称えられる。CNNが12日、伝えた。
ニューヨーク市当局は、計画を全会一致で承認。ニューヨーク・セントラルパーク・コンサーバンシー(NYCPC)のレーン・アドニジオ氏は「110丁目にある公園の入り口の外壁に『Gate of the Exonerated(無罪)』と刻まれるだろう」と指摘した。合わせて、事件の経緯を記した看板と、オンラインで閲覧できるQRコードも設置される予定だ。
5人は当時、黒人とヒスパニック系の10代のグループ。2002年に行われた再度のDNA鑑定の結果、真犯人が特定され、無罪が確定した。少年の一人の母親、シャローン・サラームさんは「冤罪で投獄された人々らの考えを表現している」と歓迎した。
アダムズ市長は声明で「ゲート・オブ・イグゾナレイトは、不当に有罪判決を受けたすべての人々の回復力を象徴している。30年以上前に起きた重大な司法の過ちを永遠に思い起こさせる役割を果たす」と意義を強調した。来週、除幕式が開かれる。
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