デンマーク、43年ぶり大連立

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共同通信
連立政権のパートナーたちと並ぶフレデリクセン首相(中央)=15日、コペンハーゲン(AP=共同)

 【ロンドン共同】北欧デンマークで15日、フレデリクセン首相が率いる中道左派の与党、社会民主党を軸とする新政権が発足した。11月の議会選で同党が第1党を保ち、第2党となった中道右派の野党自由党などと連立を組むことで合意した。英メディアによると、同国で右派と左派の中道政党による大連立政権が発足するのは約43年ぶり。

 11月1日投開票の議会(一院制、定数179)総選挙で社会民主党は50議席を獲得。自由党は長年のライバルだが、ウクライナ危機や記録的な物価高騰問題を受け、安定した政権を目指して大連立を視野に各党との交渉を続けていた。